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木更津教会の礼拝と説教

木更津教会で毎週日曜日午前10時半より行われている礼拝の説教を掲載しております。

 題目 「神様を感動させる忠孝が必要な時」  2011年6月12日    教会長   


訓読(天聖経 真の孝の生活 第4章)

生きるためには、皆さんが一生の間、忠誠の道理に変わることがあってはならないというのです。環境が自らの立場と自分を評価すれば評価した分だけ、私たちの舞台は世界へ拡大されるというのです。今日、国内事情を中心として身もだえしていますが、環境が平安ならば平安なほど世界を中心として身もだえしなければなりません。世界のために行かなければならないというのです。
 それで、世界のために忠誠を尽くす神様の息子、娘をお迎えして、神様が祝福してくださり、神様が誇ることができるその日を迎えなければなりません。そのようにしてこそ、初めて韓国に安息が展開するというのです。皆さんが、三千万民族が世界のために忠誠の道理を果たして、世界万民が「韓国によって自分たちも神様の息子、娘になった」と言って忠誠を尽くすことができる環境の基台を迎えるようになる時、初めて韓国に安息の基台が展開するというのです

説教骨子】

大自然は神様が人間を喜ばせるために創造した最高の傑作品です。米国にグランドキャニオンがあります。今年の3月に初めてそこに行きました。その素晴らしい景観に神の創造の偉大さと愛を感じました。その雄大な景色は数十万年かけて作った神様からの人間への最高の贈り物です。人は自然の美に触れた時に感動を覚えます。それは、神が人間への贈り物として真の愛を投入して精誠を込めて人間を喜ばせるために作ったものであると感じるからです。

 私たち統一教会は神の国を建国する、あるいは神の主権を復帰するという使命を持っています。

統一原理には明確な歴史観があり、歴史はただ漠然と流れてきたのではなく、神が堕落した人間を救援する復帰摂理歴史であると説くのです。私たちの住んでいる世界はサタンによって作られた世界であり、神が理想とした本然の世界ではありません。人類始祖の堕落によってもたらされたこの世界はサタンの主権の世界です。神はサタン主権の世界を終わらせるためにメシアをこの地上に送るのです。文先生が発見した神様は栄光の玉座に座っている神様ではなく、悲しみの神であり苦痛の神様です。神は堕落して不幸の世界に住んでいる人類を親としてそのままにしておくことは出来ません。人類をサタン世界から救うためにこの地上にメシア(救世主)を送る摂理をするのです。本来メシアとして来られたイエス様がその使命をもっていましたが、イスラエル民族がイエスをメシアとして信じることが出来ず正しく迎えることが出来ませんでした。そこで神は選民として準備してきたイスラエル民族を捨てて、キリスト教を第二イスラエルの立場に立てて再臨主を迎える新婦の準備をしてきました。
第一次、第二次の世界大戦はメシアを迎えるための世界的基台を造成するためのものでありました。第二次世界大戦は、民主主義によって結託したキリスト教の国家群である英米仏と全体主義によって結託したサタン側の国家群である日独伊との対戦でした。この戦争は米英仏の勝利によって神側が主権を復帰したのです。 
しかし、準備されたキリスト教及び民主主義国家のリーダーが再臨のメシアを受け入れることができませんでした。(詳しい内容については原理講論と主の路程を学んで下さればと思います。)もし、キリスト教がメシアである文先生を受け入れていれば、文先生のみ言葉は国連を通して世界に広がり、1945年から7年間以内に世界統一は成し遂げられていました。
メシアの使命は第一に堕落した人間を救援することにあります。メシアは堕落人間の原罪を清算する権能をもって来ました。堕落人間をサタンの血統から神の血統へ血統転換するための儀式が統一教会の祝福結婚というものです。第二に地上天国を復帰することであります。メシアは人類を祝福するためにきたのですが、本来なすべき神の主権復帰が出来なかったために、失ったキリスト教を再び復帰する蕩減の道を歩まなければなりませんでした。それが統一教会を作るようになった理由です。
ですから、メシアの本来メシアの使命は祝福を人類に与えるのが第一の使命であり、主権復帰とか、南北分断による朝鮮半島の統一というのはメシアの本来に仕事ではなかったのです。これはキリスト教が責任分担が果たせなかった結果蕩減としてそのようなテーマが使命に変わったものです。
日本が敗戦の焼け野原から世界の経済大国になることが出来たのはなぜでしょうか。経済学者の様々な見解がありますが、外的には朝鮮戦争による朝鮮特需によって日本経済は好況に転じて、その後の経済成長の軌道を作りあげたことがその要因です。また、その土台となっているのは、第二次大戦時の戦争被害に対する賠償責任の放棄です。
これは、第二次世界大戦以後の米ソ対立という構造の中で、アメリカは当初「日本の経済力を徹底的にそぐ」という姿勢であったのが、冷戦が本格化すると、ソ連・中国牽制のために「日本を反共のとりでにする」という姿勢に転換したことにより、アメリカはサンフランシスコ講和条約を早期に締結させ、その際に日本への賠償請求権を放棄するという強い意向が条約に示されたのです。この項に基づきほとんどの条約当事国が賠償請求権を放棄したのです。
また、別の言い方をすれば、文先生が日本を英国に変わってエバ国家に選定してことで、日本は経済大国・技術大国に発展したというのです。つまり日本は天運を受けた結果経済大国に発展したのです。文先生は、「日本がアジアの平和と世界のために生きる日本とならなければ、第二次大戦時の戦争被害に対する賠償を世界各国から要求されるときが来る」と警告しています。もしそうなれば、「日本の全財産を搾り出しても難しい額となる」というのです。文先生は日本の行くべき未来を明確に指摘し、また指導してこられました。サタンは世界の主権を神側に渡すまいとして反対しています。そして、日本をもっとも愛してこられた文先生を日本に入国させないようにしているのもサタンでありサタンの手下として働く共産主義者です。
文先生は1978年以降日本に公式的に入国出来ず、日本での祝福式を行うことが出来ません。私たち統一教会は日本の国難を救うための使命を持っています。そして、神様が愛してこられた日本が震災の苦痛を乗り越えてアジアの平和と世界の平和に貢献するようになることを願っています。
文先生は1968年に日本統一教会初代会長である久保木会長を通して「日本の情は忠孝の源」という揮毫を下さったことがあります。一般の既成キリスト教の精神に忠孝というのはありません。日本が70年代に共産主義の危機にさらされた時、「親を愛し、国を愛してこそ世界を愛し、神を愛することが出来る」と言われ、救国救世の運動がなされました。
文先生の教育哲学は「天を愛し、人を愛し、国のために働く人材を育てること」であり、愛天愛人愛国の精神をもって世界のために生きるのであると指導されます。そのような心をもって、神様を感動させるほどの忠孝の精神が必要な時が今なのです。

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