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木更津教会の礼拝と説教

木更津教会で毎週日曜日午前10時半より行われている礼拝の説教を掲載しております。

  題目「真の父母の働き手」 2011年7月10日   教会長   

訓読 自叙伝 第7章グローバルリーダーは世界を懐に抱く人より

今は「地球村」という言葉さえ昔の言葉になりました。地球はすでに一つの生活圏です。人生の目標が、大学を出て月給をたくさんくれる会社に就職し、安定して生きていくことだとすれば、小犬くらいの成功を収めるようになります。しかし、アフリカの難民救護に命をかけて取り組めば、虎のような成功を収めるのでしょう。どちらを選択するかは各自の心にかかっています。
私は今も世界を飛び回っています。一日も休む時間がありません。世界はまるで生きている生物のように絶えず変化し、問題を引き起こします。私は、そのような問題のある、暗くて奥まった所を訪ねて回ります。私が訪ねて行く所は、景色がよくて楽な所ではありませんが、私は暗くて、大変で、孤独な所で幸福を感じます。
 私は、皆さんの国から本当の意味でグローバルリーダーが出てくることを願います。国連を導いていく政治リーダーが出てくることを願い、紛争地域の争いを防いでくれる外交リーダーが出てくることを願います。道端を徘徊して死んでいく貧しい人たちの世話をするマザー・テレサのような救いのリーダーが出てくることを願います。また、私のように、人々が顧みることのない土地と海を開拓し、新しい世界を広げていく平和のリーダーが出てくることを願います。夢を持って志を立てることがそのスタートです。冒険心と開拓精神を持って、人が夢見ることのできないような夢を持ち、意味のある志を立てて、人類のためのグローバルリーダーとなることを切に願うものです。

説教骨子】

真のご父母様は、今月17日にアフリカのナイジェリアで大会を行う予定になっています。ナイジェリアの大統領に今年就任したグッドラック・ジョナサン大統領は平和大使として過去に任命を受けていました。平和大使である立場で現職の大統領となり、真のご父母様を国賓待遇で迎える大会は初めてであります。米国大陸会長である梁昌植先生の報告によると、ナイジェリアだけではなく、アフリカ10カ国の大統領からお父様を招請するという公式的接触があったそうです。そして今回のお父様の訪問が全体的な天の摂理的方向へアフリカやナイジェリアが転換する契機になるであろうと言われています。また、今回行われるILCの会議で扱う2つの中心的テーマは、アフリカ全体が直面している宗教間の葛藤問題と食糧問題です。特にイスラム教とキリスト教の衝突問題は、お父様の平和思想の内容と実践の内容を中心にセミナーを開き解決策を模索していきます。食糧問題については、韓国世界日報の農業技術賞を受賞した千名あまりの世界トップレベルの農業専門家たちの技術をアフリカと提携しながら道を開いていくことができるように提供すると言います。そして、今回お父様を迎える準備している方々が、アフリカ30カ国の大統領クラスと交流しながらビジネスをする本物の財閥人が前面に経って真のご父母様が来られる準備をしていると聞きました。
 さて、今日の題目は「真の父母の働き手」です。アフリカ大会の報告を通して、本格的に天一国創建の時が近付いていることを感じます。多くの食口の方々がこれらの報告を聞きながら感じていると思います。
ルカ福音書10章1節には、「その後、主は別に72人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになった。とき、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない」とあります。イエス様が弟子たちに命じた内容は「神の国があなた方に近づいたと言いなさい」というものでした。
イエス様がこの地上での活動を始められる時も、前もって主の道を備えるバプテスマのヨハネを遣わされました。イエス様はご自分が働かれるところにまず弟子を遣わして備えておられるのが分かります。遣わされた弟子たちは曲がっている人々の心をまっすぐにし、素直にイエス様の言葉に耳を傾けるように備えるのです。
アフリカで殉教した日本人で2名の宣教師がいます。一人は笹本正樹さんです。アフリカのタンザニアで警察官に銃撃され、天に召されたのは1980年12月18日です。笹本さんは1975年に1800双の祝福を受けて、マラウィの宣教師としてアフリカに入りました。もう一人は、1995年赤道ギニア共和国においてマラリアが原因で昇華された城間礎子さんです。城間さんは、現地で女性のための職業訓練校を建設して文部省や父母から感謝されていました。城間さんは祝福を受けていませんでしたが、お父様は昇華の報告を受けた際、世界的基準で昇華式を行いなさいと言われたことからも、宣教師の活動がどれほど大きな価値をもっているかがわかります。
 今のアフリカの大会が行われる背景にはこのような血と汗と涙の路程を歩んだ宣教師の精誠があったことも忘れてはなりません。特に、私達日本に住む食口は日本の地に派遣された宣教師であるという意識が必要であると思うのです。天一国創建の時が近づいています。収穫は多いが働き手が少くてはみ旨が進まないのです。神の摂理は私たちが考える以上の早いスピードで進んでいます。祈っていると天から聞こえる声は「急げ!急げ!急げ!」であり、「動け!動け!動け!」であります。歩いたら転ぶが、止まっていたら石になる!「止まるな!止まるな!止まるな!」「逃げるな(み旨から)逃げるな!逃げるな!」「挑戦!挑戦!挑戦!」という声が聞こえるのです。
 神の御旨を成すためには“強い志が必要”であり、御旨を成すための真摯さが必要です。
そして冒険心と開拓精神も必要でありましょう。
強い信念と不変の正直さと誠実さで、一生懸命に神のみ旨成就に取り組む事が必要です。時が来ています。私たちが神様と真の父母様の働き手となって神の国の実現に向け前進して行きましょう。



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